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薄いブログ〜20代大家の賃貸日記や、週末の朝活など〜

20代ど素人が始めた賃貸経営の話や、週末に運営している朝活の話など〜

最近のリコール問題に感じる「あまり役に立たないけどバグを生む困りっ子たち」

たまに真面目。どぅわなです。

 

最近、自動車のリコールが増えているようです。


つい先日もホンダが「フィット」37万台、スバルが「レガシィ」11万台のリコール。

 

「なんか最近リコール多い気がする」

 

と思いリコールの推移を調べてみたところ、

ちと古いのですが、こんなデータが。

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http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/data_sub/data004.html

 

2011年(震災影響で生産数自体が減少)を除いて

順調にリコール台数が伸びていますね・・・

 

しかし圧倒的な力の差を見せつけたタカタのエアバッグ不良によるリコールが大半を占めていると思うので、件数でグラフを作ってみたらこんなかんじ。

 

f:id:shun10982:20170120101358p:plain

 

件数は、ほとんど横ばい。

「自動車のリコールがすごく増えている」というのは感覚値に過ぎないのでしょうか。

 

ところが試しにメーカー毎にデータを出してみたところ、

なぜリコールが増えていると感じたのか、なんとなくわかったきがします:

 

f:id:shun10982:20170120101509p:plain

※「件数」じゃなくて「台数」ですね。ごめんなさい。年間500万件もリコールが起きてたら地球滅亡です。

 

 

トヨタとホンダ、共に日本の代表する2社のリコールが圧倒的に増えたもんだから

 

「にほんせいぞうぎょうの危機だ」

「にほんのぎじゅつりょくの低下だ」

 

と、こぞってメディアが報道したことで

 

「なんか最近リコール増えてるよなぁ」と僕は思い込んでたっぽいです。

 

そんな僕の混乱が時事通信にも伝染してしまったのか、

「2016年 リコール」で調べたら、時事通信からこんな記事が出てきました:

 

 

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どうみてもレガシィではなくリキシィが写っているのですが、これは一体・・・?

力士をリコールするのでしょうか。

だいぶ抵抗されそうですが、大丈夫でしょうか。

 

リコールは、減らない

さて話を戻すと・・

 

自動車のリコールを撲滅するのは、不可能だと考えています。

テストに時間がかかりすぎるからです。

 

 

だって、自動車は約3万個の部品で構成されてるんですよ。

 

どれか1つでも不具合が起きたらアウトなんですよ。

 

なのにブレーキパッドは現代科学では説明できない代物で、

少しずつ材質を変えながらトライアンドエラーを繰り返す

職人の経験値に頼っている状況。

 

ネジも、どの程度の力で緩むか正確に計算できないから

過去のテスト結果から鑑みて締め付けトルクなり角度を決める。

 

それら部品を連動させるソフトウェアも膨大です。

 

試作品が完成してから全体テストするだけで、何ヶ月かかることやら。

 

そんな自動車が、数百万台も作られます。

 

少しでも組み合わせや締め付けがズレてもダメです。

 

将来的に「自動運転」が始まれば、さらに多くの部品が連動するようになる。

 

さらにソフトウェアが複雑になる。

 

今までのように、誰もいないサーキットでテストするわけにもいきません。

 

歩行者が飛び出してきたら止まれるか。

 

チラシが飛んできても歩行者と誤認識しないか。

 

テストケースも、どんどん複雑になります。

 

しかもコスト競争は激化する一方。

 

全世界同時開発で調達コストを下げるなど、開発体制もさらに複雑になる。

 

 

いやぁ、もうね。

 

僕は自動車の製造を見ているだけで呆気に取られます。

よくぞ人類は、これほど複雑な仕組みを考えつくものだと。

もはや開発者が事前テストで品質保証できるレベルではないと。

 

そんで何より、

「ここまで複雑にする必要はあったのか」 と。

 

 

車に搭載された、謎の機能たち

自動車には、何の役に立つのかよくわからない

謎の機能が数多く搭載されています。

 

雨が降ったら自動でワイパー動かす

手動でやればいいのに。

 

トンネル入ったら自動でライト点灯

手動でやればいいのに。

 

アクセルを踏みすぎたら「エコな運転を心がけましょう」アナウンス

エコな運転をしない人:「うるさい」

普段エコな運転をしている人:(アナウンスを生涯聞くことが無い)

 

座席やハンドル位置をボタンで電動調整

昔ながらのレバー引っ張ってガラガラ調節する機械式でいいよ・・・?

 

オイル温度を示すメーター

オイルが熱くなったからといって、何をすればいいのか分からない。

冷めるまで山奥でポツネンと待っていればよいのだろうか。

そもそも「H」と「C」が何を意味しているのか知らない人も居る。

 

エンジン回転を示すメーター

車に詳しい人「音聞けばわかる」

車に詳しくない人「え、なにこれ速度?時速3000km?」

 

 

 

そんな、いかにも役に立ちそうにない謎の機能たち。

しかし、細かな機能と侮るわけにもいきません。

誤作動したり、ネットワークからハッキングされたら、

恐ろしいことになります。

 

・晴天の気持ちいいドライブ日和にワイパーが荒れ狂って前が見えない

 

・駐車場でもライトが消えず、バッテリーがあがる

 

・「エコな運転をしましょうエコな運転をしましょうエコな運転をしましょう」と念仏のように繰り返す

 

・高速道路を走っていたら座席が勝手に前後にスウィングして踊りはじめる

 

・オイル温度を誤検知して誤報を鳴らしまくる

 

・エンジン回転がずーっと0。車が壊れたのかと思う。

 

 

こんな具合に

 

「あんまり役に立たないけど誤作動したらリコール」につながる機能が、てんこ盛りです。

 

そんなプチ機能を一つ一つ点検していたら

そりゃ一番大事なブレーキとかエンジンのテストに時間が避けなくなり

品質担保できなくなりますわ。

 

自動車メーカーには大勢の正社員エンジニアがいるもんだから

 

「エンジニアが10人余ったから、何か作らせよう。

 そうだ、ワイパーを自動化しよう。便利に違いないそうしよう」と

 

どうにもコーヒーにフレッシュを入れるくらいの感覚でポンポン機能を付け足している感をひしひしと感じるのです。

 

ハッキングや品質保証などの課題に直面している今だからこそ

人員がもったいないから、と言って余計な機能でテスト工数を無駄に膨らませるのではなく

 

「その機能、本当に必要?」

 

という視点を持ち、

 

「もっと大切な仕事をエンジニアに与える」

 

これが叶わないなら、せめて

 

「エンジニアを余らせる」

 

という勇気を持つのも大事ではないかな、と偉そうに思いましたとさ。