薄いブログ 〜全てが薄い〜

だいたい酔った勢いで書いてる

就活相談に乗って思ったこと:成長なんてしなくていいよ

最近、よく就活相談を受けます。

 

人材業界に携わっている身として

20代の青二才にしては色々と失敗や成功を見ているので

就活生の相談を受けて気になったことを少しずつまとめてみたいと思います。

 

「成長」という言葉に騙されないでほしい

「最近の若者は冷めてる!」とか言われてますけど

実際は、めちゃくちゃ熱い若者が大勢います。

 

「この会社なら成長できると思ったんです!」

「将来起業したいので、そのために必要なスキルを身につけ成長したいんです!」

  

その滾る向上心は見ていて心地よいし、とても応援したいと思うのだけれど

 

「成長、なんて曖昧な観点で人生を選んで、苦しまないかなぁ」

 

という点だけが、とても心配です。

 

「成長」って、そもそも評価できなくね?

そもそも自分が成長しているか、なんて、どうやって判断するんでしょう?

自分の能力と外部要因を、どう切り分けるんでしょう?

 

「営業成績が上がったから成長している」と言っても

好景気なら大半の人が成績上がるし

営業を続けるうちに顔を覚えられて、楽な受注が増えているだけかもしれない。

自分の能力なのか、その他の影響なのか判断つかないですよね。

 

「周囲に評価されるようになったから成長している」と言っても

周囲の要求する人材に近づいているだけだったり、

周囲との交友が深まることで評価が甘くなっただけかもしれません。

実はまったく成長していないかもしれない。

 

「資格を取ったから成長している」と言っても

資格を取るために必要な知識を覚えた、というだけです。

 

とか考え始めると、「成長」ってなんぞや?

という疑問に戻ります。

 

何週かぐるぐる考えると「成長の定義は人それぞれだよね」と

結局は自己評価に落ち着きます。

 

すると自己評価の高い人は「おれ、成長してる!」と都合よく自分の定義に合わせて自惚れ、

自己評価の低い人は「おれ、成長してない・・・」と自己否定を繰り返す。

 

どちらにせよ「成長」とかいう雲みたいなふわふわワードに踊らされ続けるわけです。

 

成長しているのか否か、全く判断がつかない。

でも、成長のために努力する。

 

目隠ししたまま全力失踪してる感じですよね

電柱に激突しないか心配です。

 

「起業家をたくさん輩出する」ことは成長を意味するんだろうか

起業家をたくさん輩出する会社で働きたい!

そこで起業スキルを身につけて成長して、いつか起業するのが夢なんです!

 

という人がいるけど

 

そもそも起業って手段なので、目的にしちゃダメです。

その気になれば今この瞬間、

手続きさえ間違えなければ誰でも起業できます。

僕はたぶん間違えるけど・・・

 

起業しなくてもやりたいことを実現する方法はいくらでもあるし、

「起業」に固執する必要は本当にあるのかな?

という疑問を持って欲しいです。

 

起業家を多く輩出するのは本当にその会社で「成長」しているから?

たとえば某有名IT系の人材企業を例にとると

従業員数が多くて離職率が高いので、そもそも「輩出する人」が多い。

かつ人材xIT業界は起業しやすいです。

 

フリーランスの需要も強いし、

人材業は一人でも斡旋免許とって起業できるので。

 

・そもそも辞める人が多い

・「IT」「人材」は起業しやすい

 

「この会社に行くと、起業に必要なスキルが身につく」保証はなく

もともと起業する人が出やすい領域で

一番従業員が多い会社だからでは?と思います。

(昔は少し事情が違うと思いますが、少なくとも最近は)

 

「この会社では活躍できない」と苦しんだ末に起業した人も

中には居るかもしれませんよね。

 

だから「起業家が多い」というのは

必ずしも自分が起業家として成長できることを意味するわけではないよ、

ということをよく伝えています。

人脈は出来ると思いますけどね。

 

「成長」は隠れブラック企業に利用されやすい

あと「成長」をフックにした洗脳は隠れブラック企業の十八番です。

 

0:「お前たちは優秀な集団だ!」と選民意識を醸成する

  (明らかに優秀集団を確保できない企業はこのステップを飛ばす)

 

1:厳しく叱責して心をへし折ろうとする。自尊心を崩壊させる

 

2:本格的に壊れそうになったら「お前は成長している!すごいぞ!」と褒める

 

3:適度に表彰したり盛大に盛り上げて達成の快感を覚えさせる

 

4:0〜3を後輩に課すよう教育する

 

 

「ブラック企業」が隠すつもりもなく労働者をこき使うのに対し

「隠れブラック」は「成長」をニンジンとしてぶら下げて

それに釣られそうな「自己承認欲が強い」「素直」

な人材を集団採用して(周りがガンバるから俺も!を演出するため)

 

「本人は無自覚だけどこき使われてる」

 

という状況を巧みに作り出します。

 

うーん、、、、なんでひっかかっちゃうんだろう。

「成長」という、どのみち評価できない指標のために

死ぬ気で働く必要はあるんだろうか。

 

 

「成長」で選ばないほうがいいよ

 

「成長」というものは

 

・正確に評価できないし

・利用されやすい

 

から、これを一番の理由に会社を探している就活生は

本当に気をつけて欲しい。

 

ありもしないツチノコみたいなものを追いかけて

自分の人生を操られないで欲しい。

 

 

「じゃあ、どうやって選べばいいんだよ!」

 

って話だと思うのですが

それはまた次回・・・!