薄いブログ 〜全てが薄い〜

だいたい酔った勢いで書いてる

日本のコメント欄はすぐ荒れる

さ〜て、今から海外マウンティングをします!

 

イライラしている方、日常にやるせなさを抱えた方は

アリクイの威嚇を見てほっこり和んだら

そっとパソコンを閉じて、良い年をお過ごしください

 

www.youtube.com

 

 

 

 

何を投稿してもコメント欄が荒れる日本

国内と国外、それぞれの動画をyoutubeで見ていると

コメント欄の毛色が全く違うことに気づきます。

 

基本的に日本では、何を投稿しても荒れます。

それこそ「アザラシの赤ちゃんが寝返りした」みたいな動画でも

「寝返りした所に空き瓶が捨ててある、なんて不謹慎なクズだ」みたいな

人知を超えた発想力でブチギレてくる人が湧き出てきます。

 

対して英語圏では、何を投稿してもウケ狙いの人が出てきます。

例えば最近公開されたスターウォーズ・最後のジェダイの予告を例に取ると・・・

 

(英語版のコメント欄)

 

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・とりあえずレイは地の利の道を学べばいいと思うよ

 編集:(え、なんでこんなにいいねされてんの・・・)

 

(エピソード3で地の利を得たオビワンがアナキンを倒したシーンをなぞって)

 

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・こんなにファンが怒っているのを見たのは二度目だ・・・

 1回目はそうでもなかったけど、今回はちょっと怖いレベルだ!

 

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・残念ながら、僕はこの予告編を何度も何度も見返して

 この映画がなり得たものを想像し続けるだろう・・・

 

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・編集の力

(フォースではなく)

 

 

今度は日本のコメント欄を見たかったのですが、

そもそも予告動画がコメント禁止になっていました。

ディズニーは日本のコメント欄が荒れやすいことを心得ているようです。

 

なので予告編の特別映像のコメント欄を拝借しました。

 

(日本語版のコメント欄)

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僕が恣意的にコメントを選んでいる事を差し置いても

どうにも英語のコメント欄はウケを狙うのに対して

日本のコメント欄はヘイトを撒き散らしているように思えるのです。

 

少し気になったので調べてみたのですが、

日本とアメリカのネット利用者には排外性に差異がある、

という調査結果が見つかりました。

 

僕がぶらぶらyoutubeのコメント欄を漁るより遥かに論が立つと思うので

気になる方は読んでみてください!

 

大阪大学リポジトリ

 

 

ブログのコメント欄にも表れる「ウケ狙い」と「ヘイト」

この傾向はyoutube以外に、ブログ等でも見受けられる気がします。

 

英国の大学に進学してすぐ「日本人留学生が渡英して感じたこと」

みたいなブログを書きはじめたのですが

当時はコメント欄が大喜利会場のようになっており

とても愉快な時間を過ごせたことが懐かしいです。

 

「今後の僕の全ての食事から一口あげるから、

 日本のカップ麺1個を交換して欲しい」

 

「そこまで時刻通り到着するなら、

 イタリア人は新幹線を時計代わりに使った方が良さそう」

 

とか、そんなウケ狙いのコメントが多く寄せられました。

 

 

このブログにも沢山のコメントが寄せられます。

温かい声もいただけて大変有難いのですが、

残念ながら「もう書くな」「死ね」みたいなコメントが大半です。

(人様の目に触れさせるのも憚られるので削除してます)

 

コメントを書く、というのは骨の折れる作業です。

ある程度の感情の引っ掛かりがあったからこそコメントを書いていると思うのですが

英国は「面白いギャグを思いついたから言ってみよう」がフックなのに対し、

日本は「なんかムカついたから吐き出してやろう」がフックになっているように思います。

 

とても残念だし、何より当人にとって勿体無いと思うのです。

 

 

 

ヘイトを撒き散らすのは勿体無い

ネットの世界なら何を書こうと実害は無い、と思われがちです。

確かに匿名投稿なら本人を特定される可能性も低く、

何を書いても基本的には自由です。

 

真に恐ろしいのは、ヘイトを撒き散らすことが習慣と化し、

気づけば実生活でもヘイトを撒き散らし始め、

人間としての品位を緩やかに失っていくことです。

 

習慣は自分では認識しにくいものです。気づけば

 

「いや、だから!」

「さっきも言ったけど・・・」

 

が口癖になっていたり、

会議では「だからうちの会社は・・・」と不平不満を得意げに並べ立てたり、

問題点の指摘しかできない人間に成り下がる。

 

ヘイトコメントを一つ書き込む。そんな造作もない行為が

人間としての緩やかな下り坂を転がり始めるキッカケになると思うと

相手に面と向かって言えること以外

ネットで書こうとは思わないのではないでしょうか。

 

 

 

日本特有?「奉仕する側、される側」精神

どうにも日本は人を「奉仕する側、される側」に分ける傾向が強いように思います。

 

何かを生み出す人間と、

それを享受する人間、といった具合に。

 

僕が英国で書いていたブログは

コメント欄が一つの読み物として成立していました。

参加者が自分の考えを発信して、一緒に盛り上げていくものとして

誰もが生み出す側の立場を楽しんでいたように思えます。

 

片や日本では、コメント欄は主に評論の場です。

「面白い」「面白くない」といった評価にとどまり、

自らそのコンテンツに乗っかろう、参加しよう、という意識は希薄だと感じます。

 

問題点を指摘する、つまり評論することは容易です。

100点満点のモノなど、この世にありませんから。

 

僕はmacbookが好きで、素晴らしい製品だと思っています。

生み出すまでの並々ならぬ努力や苦労を知るどころか、想像する由もありません。

 

それに対してケチをつけるのは簡単です。

電池の減りが早い、値段が高い、重い、などなど。

 

あくまで個人的な趣向ですが、

僕が付き合いたい、大切にしたいと思う人は

そういった不平不満を挙げて満足する人達ではありません。

 

電池の減りが早いなら

電池を減らしているプロセスを列挙するアプリを作る人だったり、

中古macを取り扱うショップを経営する人だったり、

本体が重いならせめて軽量で丈夫なカバーを作ろうとする人達です。

 

ケチを付ける、という人として最低レベルの知性しか求められない行為の一歩先、

さらに価値を付け足そうとする人達と交友を広めたいと思うし、

そういった人なら惜しみなく手伝いたいと感じるものです。

 

見たもの、触れたものに対して「享受者」として不平不満を挙げるだけでは

奉仕が止まれば何もする事がなくなってしまいます。

 

そんな「享受者」の割合が日本は非常に多いのではないかな、

と心配になった今日この頃です。

 

 

会社でもよく見る「享受者」

これはコメント欄に止まる話ではありません。

 

享受者、ケチをつけるだけの人を

僕は会社ではオブラートに包んでリスク指摘型人材と呼んでいますが

リスク指摘型がなぜか昇進しやすい、というのが日本でよく見る不思議な性質です。

 

シェアを奪還する必要が無く、

既にあるものを守ることに価値が置かれている大企業でしか

働いた事が無いのが大いに関係していると思いますが・・・

 

10人近くの異なる上長を見た身として

リスク指摘型人材が率いた組織が人を惹きつける事もなければ

偉業を残す事もありませんでした。

 

そりゃそうですよね。

あらゆる提案、生まれそうな卵に対してリスクだけ指摘して、

先に進まないんですから。何も付け足さないんですから。

 

 

たかがコメント欄、されどコメント欄。

とても他人事とは思えない大きな問題が潜んでいるなぁ、と

感じた年末の日でした。